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レズビアン夕季の記憶
第2章 「好き」になった理由
繭子は
「初恋の人に夕季ちゃんが似てたから…転校して来て最初に夕季ちゃんを見た時驚いたよあまりにも似てたから」
と答えた
それを聞いた私は
「私はその人の身代わり?繭子が本当に好きなのは私じゃ無くてその初恋の人?」
と反射的に聞き返してしまっていた
そんな事言うつもりなんて無かった筈なのに
でも私は繭子の私へのこの恋が初恋じゃなかった事が悔しかった
繭子は必死になって「身代わりなんかじゃない、夕季ちゃんの事が好きなの!」
と壊れたレコードみたいに何度も同じ事を言っていた
でも私はその必死さがムカついた
私は繭子を無視して学校へ1人で走って行った
その日は結局それっきり話さなかった
「初恋の人に夕季ちゃんが似てたから…転校して来て最初に夕季ちゃんを見た時驚いたよあまりにも似てたから」
と答えた
それを聞いた私は
「私はその人の身代わり?繭子が本当に好きなのは私じゃ無くてその初恋の人?」
と反射的に聞き返してしまっていた
そんな事言うつもりなんて無かった筈なのに
でも私は繭子の私へのこの恋が初恋じゃなかった事が悔しかった
繭子は必死になって「身代わりなんかじゃない、夕季ちゃんの事が好きなの!」
と壊れたレコードみたいに何度も同じ事を言っていた
でも私はその必死さがムカついた
私は繭子を無視して学校へ1人で走って行った
その日は結局それっきり話さなかった