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レズビアン夕季の記憶
第2章 「好き」になった理由
次の日

昼休みに繭子にあまり人の来ないグランド脇のトイレに呼び出された

私は昨日の事で繭子から怒られたりするのかもと怖かったけど元は自分のせいだからと覚悟を決めて向かった

呼び出されたトイレに着くと繭子がすでに来ていた

私は繭子に謝ろうとした

でも私が口を開くより先に繭子が私に謝ってきた

「私のせいで傷つけてごめんなさい」

繭子が涙目になりながら呟いた

あぁ、何やってんだろう私…

私は繭子と付き合うと決めた時に繭子の心を少しでも楽にしてあげたいと思った
なのに逆に傷つけてる繭子に謝らせてしまっている

本当は傷つけたのは私の方なのに…

私は俯きながら涙を堪えてる繭子に謝った

でも繭子はそんな馬鹿な私を許すどころか全く恨んでないよと言ってくれた

私は今度こそ決めた
絶対に繭子にこれ以上辛い思いはさせない
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