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きょうどうせいかつ。
第14章 なんていったら いいのかな。

「んー。いい天気ねー」

イザベラが身体を伸ばしている。よほど疲れていたのか、腰の方が、ばきっとかぼきっとか、小気味のいい音がした。

空を仰ぐと本当にいい天気だった。雲一つない青空、まさに晴天だ。目の前の芝と相まって、ピクニックでもしたくなった。

こんなに綺麗な場所だとは思わなかった。

「どうしたのよ、固まっちゃって」

ふと目線を下に向けると、イザベラが上目遣いでじっと見つめていた。この位置からだと、胸の谷間がよく見える。イザベラは胸が大きいので、谷間の大きさも人一倍だった。

そんな風に下心満々で見つめていたからか、頬をべちんと叩かれた。
思っていたよりも痛い。

「何で叩くんだよ」

つい、やましいことを考えていたと思われたくなくって、声を荒げてしまう。
しかし、イザベラは特に気にしていないようだった。

「何となく、精神が乱れたのかなと思ったのよ」

イザベラはいたずらを成功させた子供のように、くすくす笑った。
その場でくるっと一回転し、ドレスの裾をひらひらさせながら、ダミアンの胸に飛び込んだ。

「あーあ……。フラれとるわ……。オレの胸で良かったら、泣いていいねんで?」

「俺にそんな趣味はない!」

「もう、つれないわねー。ゆ・う・しゃ・さ・ま☆」

「一体何のキャラだよ!」

あと星とかつけんな!
きもいから!

「……ブレットがイザベラちゃんのこと好きなくらい知っとんで」

「そんなわけ──」


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