この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きょうどうせいかつ。
第9章 いつまでたっても はじまらない。

「は?下におる?殺し屋?」

ブレットはクリスの言葉に目をぱちくりさせたが、驚いているのはクリスも同じらしい。

クリスがダミアンに訊ねる。

「イザベラちゃん、ほんまに何も言っとらんの?」

ダミアンは黙って再びうなずいた。

「呆れた。そりゃあ、断られるわ……。このアホ勇者がカチコチやから話通じひんと思っとったけど……」

クリスはブレットの肩をとんとんと叩き、うんうんとうなずいた。

「しゃーない、それはしゃーないわ」

「……」

「話通じひんと思っとったけど……。そりゃあ、混乱するわな。でも、わかったってな?イザベラちゃん、説明するの忘れるくらい、この事について必死やねん」

確かに、なんの話をしているのか全くわかっていなかったが、やっぱり説明がかけていたのか。
ブレットはそんなことを思った。

「んー。どないしよー。とりあえず、この城におるんはオレらだけじゃない。あと五人?六人?──まあ、どっちでもええわ。とにかく仲間はおる」

「……へえ」

「なんやその嫌そうな顔。簡単に説明すると──
殺し屋とその弟子とその追っかけ。それから人魚にネガティブと革命好き。あと使用人が一人おるから……
八人やったわー」

ブレットは、再びため息をついた。
クリスはどないしたんとじっとブレットを見ている。

今聞いただけでも、めちゃくちゃへんな奴がたくさんいた──!!

最悪だ。もう嫌だ。俺はただ姫を取り返しに来ただけなのに……。

ブレットが落ち込んでいることに全く気づかず、クリスはなあ、なあ、とブレットに呼び掛けていた。

/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ