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◯◯に行ってきました!(仮)
第1章 湯けむり温泉紀行
「家族風呂、行くだろ?」
「うん。え、お風呂に行くのに携帯持ってくの?大丈夫?」
「大丈夫だよ。防水ケースに入れてるし。家族風呂なんだから浸かってるとこ写真撮ってやるよ。混浴のトコで北川たちか谷口たちがいたら3人で撮って貰おう」
「お風呂で写真て…」
「大浴場に持ち込まなきゃ大丈夫だって。混浴ったってどうせ水着みたいなモン着けるハズだし。」
「水着なんか持ってないけど⁉︎」
「俺だってないよ。そういうのは施設で用意してるんだって。山奥の秘湯じゃあるまいし、赤の他人同士が全裸で混浴するわけないだろ?」
「そっか…」
「それに…誰かにちょっと間健太見てもらえたらさ、その間だけでも2人になれるだろ。」
エミの耳元に口を寄せ、健太に聞こえないように囁く。
「貴弘くん…」
「母親は休みがないから、な。俺ができることも高が知れてるし…」
「ありがと」
エミはにっこりと微笑んだ。
「パパとママ、ナイショ話してる〜‼︎」
足元で騒ぐ健太をひょいと抱き上げ、3人で家族風呂に向かった。
「うん。え、お風呂に行くのに携帯持ってくの?大丈夫?」
「大丈夫だよ。防水ケースに入れてるし。家族風呂なんだから浸かってるとこ写真撮ってやるよ。混浴のトコで北川たちか谷口たちがいたら3人で撮って貰おう」
「お風呂で写真て…」
「大浴場に持ち込まなきゃ大丈夫だって。混浴ったってどうせ水着みたいなモン着けるハズだし。」
「水着なんか持ってないけど⁉︎」
「俺だってないよ。そういうのは施設で用意してるんだって。山奥の秘湯じゃあるまいし、赤の他人同士が全裸で混浴するわけないだろ?」
「そっか…」
「それに…誰かにちょっと間健太見てもらえたらさ、その間だけでも2人になれるだろ。」
エミの耳元に口を寄せ、健太に聞こえないように囁く。
「貴弘くん…」
「母親は休みがないから、な。俺ができることも高が知れてるし…」
「ありがと」
エミはにっこりと微笑んだ。
「パパとママ、ナイショ話してる〜‼︎」
足元で騒ぐ健太をひょいと抱き上げ、3人で家族風呂に向かった。