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◯◯に行ってきました!(仮)
第2章 エーゲ海の夕暮
「夕飯って、どうするの?」

「近くのイタリアン、19時で予約してる。」

「じゃ、ちょっと時間ある、ね。ベッドで横になる?マッサージしようか?」

「ベッドで、ドコのマッサージしてくれるの?」

ニヤニヤ笑いながら聞かれて、

「違っ!変なイミじゃないからね!肩とか背中とか凝ってるでしょ?ずっと運転してたし…」

「俺は違う方のマッサージ、して欲しいけどな。沙織ちゃんとせっかく2人きりの旅行なのに。」

違う方って…
頰が熱くなるのがわかる。

「沙織ちゃん」

ソファから腕を伸ばして誘われ、私もポスン、と隣に座ってキスをする。

大好きな、祥悟くんの、深いキス。

やっぱり身体の力が抜けて、座ったまま、祥悟くんの首にしがみついてしまうほど、気持ちイイ…

角度を変えて、何度もキスを重ねてたら、やっぱり祥悟くんの身体が傾いて、ゆるゆると覆い被さってくる。

ほら、ね?

結局こうなるんだ…
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