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紅蓮の月~ゆめや~
第9章 第三話 【流星】 プロローグ
 同じような着物を着ているのだって、母親から娘が譲り受けたのだと思えば、納得がゆく。眼前の女性は二十年前に見た女主人に似ているけれど、もしかしたら、単に似ているだけで、そっくりそのまま瓜二つというわけではないかもしれない。
 それは、どう考えても美都が無理に自分にそう思い込ませようとして導き出した結論ではあったが―、とにかく、この女性は、美都の幼い日の記憶にあるあの美しい女主人と同一人物といって良いほど似通っていた。
 あれから二十年余りの月日が流れている。五歳の美都が二十六歳になったように、「ゆめや」の女主人も既に五十は過ぎているはずだ。理性的に考えれば、眼の前の女性がかつての「ゆめや」の女主人であるはずがない。
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