この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
紅蓮の月~ゆめや~
第12章 第三話 【流星】 エピローグ
エピローグ

「―大丈夫ですか? お客様?」
 気遣わしげに問う声音に、美都の意識は唐突に覚醒した。徐々に浮上してくるような感覚で意識が冴えてきて、ゆっくりと眼を開く。
 美都は自分が今どこにいるのか理解できなかった。やっと兼家と再会できたときの美耶子は浅い微睡みの中にいた。あのときの美耶子の意識(こころ)もこんな風に目覚めたのだろうかと考え、ハッとした。
 美耶子? 美耶子って誰の名前だろう?
 ここは一体―。
 刹那、先刻見た「夢」のすべてが映画のフィルムを巻き戻すように鮮やかに次々と蘇ってゆく。あれほど確かな現実感を伴った「夢」なのに、すべてのものが一瞬にして消え去っていた。
/255ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ