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紅蓮の月~ゆめや~
第12章 第三話 【流星】 エピローグ
「ご気分はいかがですか」
 再び訊ねられ、美都はゆるりと視線をめぐらし、「ゆめや」の美しき女主人を見た。
「『夢』はいかがでしたか」
 女主人は婉然と微笑みかけた。その謎めいた妖しい微笑に、美都の頭の中で漸く現実が像を結ぶ。
 美都は良人と喧嘩してマンションを飛び出してきてしまったのだ。そして、幼い日を過ごしたこの懐かしい小さな町をふらりと訪れた。
 ここへ来れば何かが変わるような気がして。自分を変えてくれる何かが起こるような気がして。その想いは全く根拠のない儚いものであった。
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