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奇竹先生の卑猥な日常
第2章 ローカルアイドル事務所
 その後、後始末をして服を着た二人。

 事務室っぽい雰囲気のこの部屋にて、不自然にも床に敷かれている布団以外は、二人の先ほどまでの性交をうかがわせるものは何一つなかった。

 それは二人の態度も同じだ。



 今後の予定について軽く説明した後、冷静な様子で、奇竹が言った。

「改めて申し上げます。合格とさせていただきます。それでは、これにて面接を終了いたしますね」

「ありがとうございました」

 椅子を立ち、深々と頭を下げる久実。

 久実はドア前でもう一度お辞儀をしてから、退室していった。




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