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奇竹先生の卑猥な日常
第2章 ローカルアイドル事務所
「ほんの数分で済みますから。もしお断りなさるようでしたら、この場で面接は終了とさせていただきます。合格発表は後日ということで」
琴美には、「断るようなら不合格」という風に聞こえた。
「ここで断ってしまうと、せっかく今まで恥ずかしさをこらえてきたことが全部水の泡になる」という考えが脳裏をかすめ、琴美の心は僅かに揺れる。
それは決して大きな揺れではなかったのだが、奇竹は琴美が迷い始めたことを敏感に察知したのか、諦めることなく言葉を続けた。
「あと、僅か数分間、言うとおりにしていただくだけで、終了後ただちに合格とセンター指名を決定させていただけますよ。何でしたら、目を閉じ、耳をふさいでおいてくださればいいんじゃないでしょうか? すぐに済みますので」
「で、でも……。そんな……」
琴美には、「断るようなら不合格」という風に聞こえた。
「ここで断ってしまうと、せっかく今まで恥ずかしさをこらえてきたことが全部水の泡になる」という考えが脳裏をかすめ、琴美の心は僅かに揺れる。
それは決して大きな揺れではなかったのだが、奇竹は琴美が迷い始めたことを敏感に察知したのか、諦めることなく言葉を続けた。
「あと、僅か数分間、言うとおりにしていただくだけで、終了後ただちに合格とセンター指名を決定させていただけますよ。何でしたら、目を閉じ、耳をふさいでおいてくださればいいんじゃないでしょうか? すぐに済みますので」
「で、でも……。そんな……」