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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
 そんな、人気(ひとけ)の少ない2階へと上がった女子高生は、足早に漫画コーナーの女性用コミックが多数置かれている書棚へと移動していく。

 女子高生はきょろきょろと辺りを見回している様子だったが、彼女の姿が見える位置には、人は誰一人としていなかった。

 ただし、隠しカメラだけが、しっかりと彼女の姿を捉えていたが。



 この日のために、わざわざ隠しカメラを2つも増やして、その書棚をばっちりチェックできる体制を整えていた奇竹。

 この苦労により、複数のカメラが、本人に気づかれぬうちに、女子高生の姿をきっちり録画することに成功していた。




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