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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
「まだ15分間が経ってませんよ。それなのに、『お嫌になられた』と受け取ってもよろしいのですね?」

「で、でもぉ……。ホントにお願いします! 私……そんなこと……初めてなので……」

「な、なにっ?! 初めて?!」

 今度は奇竹が度を失った。

 まさか、花奈が処女だとは思いもしなかったようだ。

 だがすぐに気を取り直すと、ニヤつきを抑えきれずに言った。

「それなら、なおさら、中をこの道具で調べないことには!」

「お願いします……! 許してください!」

「分かりました……! では、まずは警察へと連絡しますね」

 そう言って、スマホを手に取る奇竹。

 それを見て、半狂乱状態となった花奈はポーズを崩すと、奇竹の腕を押さえにかかる。

 そんなことには全く動じない奇竹が、再び言った。




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