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奇竹先生の卑猥な日常
第2章 ローカルアイドル事務所
奇竹の部下にドアを開けてもらい、香織(かおり)は「失礼します」と言って入室し、ドアを閉めた。
そして、緊張のうかがえる様子で、受験者用の椅子の横まで歩いてくる香織。
椅子の隣に立ったまま、香織は名前を名乗ってから続けて言った。
「本日はよろしくお願いいたします」
頭を下げる香織に、椅子を勧める奇竹。
緊張のためか、おどおどした様子で、「失礼いたします」と言ってから、香織は着席した。
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