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奇竹先生の卑猥な日常
第2章 ローカルアイドル事務所
「では、率直に申し上げまして……。今回のこのオーディションは、結局のところ、私の一存で合否を決めさせていただくことになるわけですね。失礼を承知で申し上げますが、つまり、合否の判断は全て私次第ということです。なので、『ご機嫌とり』と申しますと身も蓋もありませんが、何と申しますか……私を喜ばすような行動をとっていただければ、即座に合格を決定させていただくことも可能なのですよ。もちろん、強制は一切いたしませんし、あくまでも香織さんの判断に委ねますが、いかがでしょうか?」

「大体の事情は把握いたしました。それで……奇竹様にキスをすれば、合格させていただけるということですか?」

「キスだけというわけではございません。先ほど、15分間と申し上げましたが、キスだけにそんな長時間を割く必要はないでしょう。あくまでも一例ですが、たとえば、キスしながら香織さんのお身体を触らせていただいたり、お召し物を脱いでいただいたり、そうしたこともしていただけると幸いです。もちろん、しつこいようですが、強制ではございませんので、香織さんが『嫌だ』とおっしゃるのであれば、これにて面接は終了とさせていただきますよ」




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