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剛 ing 舞依
第12章 DON FESTIVAL
廊下の足音とガヤガヤ声で
唇と体がゆっくりと離れる
「…」
薄暗がりの中微笑み合う
…
こうしてみると剛くんもなかなかイケてる
パーツの整ったイケメンというわけではないが
やわらかい表情と優しい眼差しは魅力あるな
…
身体というハードウェアではなく
中身のソフトウェアの賜物かな
…
「ん?どうした舞依?」
「いや…こうしてみると剛くんもなかなかイケてるなぁって思って見てた」
「な、な、何言ってんだよ~」
「あっ、ちょっと照れた?」
「そ、そんなわけ無いだろ」
「そぉかなぁ…照れてる~」
「うるさいなぁ~キスするぞ!」
「いいよ、ハンサム剛くんっ!」
「ば、バカっ…」
「や~んカワイイ~」
照れる剛くんを初めて見た…面白い…
?…って俺か…
俺が俺を褒めて舞依が恥ずかしがってる…?
よく分からん状況だけど
今に始まった事でもないか
1週間前からずっとそうだ…
「ほら、帰るぞ」
「え~キスはぁ~?」
「後でいくらでもするから覚えてろ!」
「うふふ、覚えとこ」
二人資料室を出る
帰るなら鞄が要るけど教室だ
さっきの資料室覗いてた娘たちもいるよなぁ
…
「どうした舞依?」
「剛くん鞄取ってきて」
「?ああ良いけど…ガラッ」
剛くんが教室に入るのを廊下で見送る
「あっ伊澤くーん、早かったのね~」
教室からの声が聞こえる
「なーに言ってんだよー」
「あれ?舞依は?」
「そうそう、恥ずかしがるのもカワイイ舞依は?」
おいおいあの後も見られてたのか…
「舞依なら先に帰ったよ」
「なぁんだ、冷やかすのは明日にしよ」
「お手柔らかに頼むよ~じゃ」
「バイバーイ、ハンサム剛くん!」
「ぶっ!いつまで居たんだよ~」
「あれからは見てないよ、聞いてただけ~」
「あー恥ずかし」
剛くんは鞄で顔を隠しながら出てきた
「自業自得」
「ははっ、ちょっとノリ過ぎた」
「ノリ過ぎだ!」
「…ま、良いか…」
「あのな…鞄ありがと」
鞄を受け取ろうと手を出すが
「家まで持って行くよ」
と鞄2つを頭の上に持ったまま歩き出した
「ありがと…家でキスしまくるつもりか?」
「何言ってんの、壁ドンの研究」
「えー壁ドンー」
壁ドンはもうええっちゅーに…
唇と体がゆっくりと離れる
「…」
薄暗がりの中微笑み合う
…
こうしてみると剛くんもなかなかイケてる
パーツの整ったイケメンというわけではないが
やわらかい表情と優しい眼差しは魅力あるな
…
身体というハードウェアではなく
中身のソフトウェアの賜物かな
…
「ん?どうした舞依?」
「いや…こうしてみると剛くんもなかなかイケてるなぁって思って見てた」
「な、な、何言ってんだよ~」
「あっ、ちょっと照れた?」
「そ、そんなわけ無いだろ」
「そぉかなぁ…照れてる~」
「うるさいなぁ~キスするぞ!」
「いいよ、ハンサム剛くんっ!」
「ば、バカっ…」
「や~んカワイイ~」
照れる剛くんを初めて見た…面白い…
?…って俺か…
俺が俺を褒めて舞依が恥ずかしがってる…?
よく分からん状況だけど
今に始まった事でもないか
1週間前からずっとそうだ…
「ほら、帰るぞ」
「え~キスはぁ~?」
「後でいくらでもするから覚えてろ!」
「うふふ、覚えとこ」
二人資料室を出る
帰るなら鞄が要るけど教室だ
さっきの資料室覗いてた娘たちもいるよなぁ
…
「どうした舞依?」
「剛くん鞄取ってきて」
「?ああ良いけど…ガラッ」
剛くんが教室に入るのを廊下で見送る
「あっ伊澤くーん、早かったのね~」
教室からの声が聞こえる
「なーに言ってんだよー」
「あれ?舞依は?」
「そうそう、恥ずかしがるのもカワイイ舞依は?」
おいおいあの後も見られてたのか…
「舞依なら先に帰ったよ」
「なぁんだ、冷やかすのは明日にしよ」
「お手柔らかに頼むよ~じゃ」
「バイバーイ、ハンサム剛くん!」
「ぶっ!いつまで居たんだよ~」
「あれからは見てないよ、聞いてただけ~」
「あー恥ずかし」
剛くんは鞄で顔を隠しながら出てきた
「自業自得」
「ははっ、ちょっとノリ過ぎた」
「ノリ過ぎだ!」
「…ま、良いか…」
「あのな…鞄ありがと」
鞄を受け取ろうと手を出すが
「家まで持って行くよ」
と鞄2つを頭の上に持ったまま歩き出した
「ありがと…家でキスしまくるつもりか?」
「何言ってんの、壁ドンの研究」
「えー壁ドンー」
壁ドンはもうええっちゅーに…