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剛 ing 舞依
第12章 DON FESTIVAL
「この部屋もひさしぶりね~」
剛くんは舞依口調で部屋を見回す
舞依の身体だと片付けも自然にできるので
キレイなはずだ
最近分かったのは物を使ったら
その都度片付けると散らからないということだ
「…何か飲む?」
「うん、冷たいミルクティーがいいな」
「はーい」
自分も喉が渇いていたので
リクエストを訊いて台所へ下り
ミルクティーを2ついれて部屋に戻った
ホント舞依は頭も身体もよく動くよなぁ~
「はい、おまちど~さま」
「ああ、ありがとう」
マンガを見ながら壁に手を突いていた剛くんは
そのままの姿勢でカップを取って飲み干した
「…こうか?…こうもあるな…」
「壁ドンってそんなに種類があるの?」
「シチュエーションとか、男女それぞれのキャラでいろいろよ~」
「ふ~ん」
「ちょっとここに立って」
「はいはい…」
しょーがない、練習に付き合うか…
「じゃあ、ツンとしてみて」
「?ツンって…」
「そうそう…もっと気の強そうな…そうそうそんな感じ…ドン」
「…」
「よしよし、次は内気な娘」
「そんなに器用にできるかよ~」
「気分で良いから」
「…」
「そうそう…ドン…次は…」
「演劇部の真弥に頼めば良さそう」
「あっちも忙しいだろうし、だいたいこんなこと頼める?」
「そりゃそうか」
その後も先輩後輩、後輩先輩、姉弟、兄妹、ヤンキー同士、片方ヤンキー等いろいろなバージョンをやらされた…
「…まだ?…何か疲れた…」
「じゃあ最後」
「何役?」
「いつもの舞依」
「?…」
「…ドン…やっぱりいつもの舞依がカワイイなぁ…」
どんだけナルシストなんだか…
壁ドンからのキス…
そういえば『キスしまくる』って言ってたけど
あれからはまだこの1回だけだ
う~ん
甘~くトロける~
剛くんは舞依口調で部屋を見回す
舞依の身体だと片付けも自然にできるので
キレイなはずだ
最近分かったのは物を使ったら
その都度片付けると散らからないということだ
「…何か飲む?」
「うん、冷たいミルクティーがいいな」
「はーい」
自分も喉が渇いていたので
リクエストを訊いて台所へ下り
ミルクティーを2ついれて部屋に戻った
ホント舞依は頭も身体もよく動くよなぁ~
「はい、おまちど~さま」
「ああ、ありがとう」
マンガを見ながら壁に手を突いていた剛くんは
そのままの姿勢でカップを取って飲み干した
「…こうか?…こうもあるな…」
「壁ドンってそんなに種類があるの?」
「シチュエーションとか、男女それぞれのキャラでいろいろよ~」
「ふ~ん」
「ちょっとここに立って」
「はいはい…」
しょーがない、練習に付き合うか…
「じゃあ、ツンとしてみて」
「?ツンって…」
「そうそう…もっと気の強そうな…そうそうそんな感じ…ドン」
「…」
「よしよし、次は内気な娘」
「そんなに器用にできるかよ~」
「気分で良いから」
「…」
「そうそう…ドン…次は…」
「演劇部の真弥に頼めば良さそう」
「あっちも忙しいだろうし、だいたいこんなこと頼める?」
「そりゃそうか」
その後も先輩後輩、後輩先輩、姉弟、兄妹、ヤンキー同士、片方ヤンキー等いろいろなバージョンをやらされた…
「…まだ?…何か疲れた…」
「じゃあ最後」
「何役?」
「いつもの舞依」
「?…」
「…ドン…やっぱりいつもの舞依がカワイイなぁ…」
どんだけナルシストなんだか…
壁ドンからのキス…
そういえば『キスしまくる』って言ってたけど
あれからはまだこの1回だけだ
う~ん
甘~くトロける~