この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
剛 ing 舞依
第12章 DON FESTIVAL
パラパラパラ
空が暗いなぁと思っていたら
学校を出てしばらくすると大粒の雨が落ちてきた
「走ろ」
「うん」
雨宿りするところもなく
とりあえず伊澤家まで急ぐ
ザー
雨は土砂降りに変わり
家に着いた頃には二人ともずぶ濡れになっていた
「あーひどい目に遭った~」
「早く乾かさないと風邪引くね」
家に飛び込むと急に冷たく感じて身震いをした
「舞依、温かいシャワー浴びなよ、その間に乾燥機で服を乾かそう」
「そうね」
勝手知ったる我が家
脱衣場に駆け込んで
脱いだ服を洗濯機に放り込んで乾燥スイッチを押し
風呂場へ入る
っても床は冷たいしシャワーもお湯がすぐ出てこない…あ、出た出た…あ~温かい~
お風呂場は湯気で真っ白になる…
眼鏡も曇ってるな…
眼鏡と髪を束ねているゴムをとって
脱衣場の棚へ置こうとドアを開けると
「クシュン!」
剛くんのくしゃみが響いた
「う~寒い~俺も入って良いか?」
「風邪引いたらダメだから入んなよ」
「ん~ありがと…クシュン」
しばらく温かいシャワーに浸っていると
脱衣場で服を脱ぐ音と
洗濯機を操作する音がして
ガチャっと戸が開き
湯気の充満した浴室に冷えた塊が入ってきた
「ほらほら温まって」
シャワーを剛くんの方へ向ける
「あ~あったか~」
剛くんから散ってくるしぶきが冷たい!
「相当冷えてるね~クシュン」
「舞依も当たってないと冷えるよ」
「うん…!」
湯気の元へ近づくと胸の先が剛くんの身体に触れ
改めて状況を把握した
いつもの事だが
ここには自分しかいない
自分は自分だし
相手も自分だ
けれども
相手は剛で自分は舞依…
湯気で視界が悪いとしても
全裸で密着してるのって…どうなんだ?
空が暗いなぁと思っていたら
学校を出てしばらくすると大粒の雨が落ちてきた
「走ろ」
「うん」
雨宿りするところもなく
とりあえず伊澤家まで急ぐ
ザー
雨は土砂降りに変わり
家に着いた頃には二人ともずぶ濡れになっていた
「あーひどい目に遭った~」
「早く乾かさないと風邪引くね」
家に飛び込むと急に冷たく感じて身震いをした
「舞依、温かいシャワー浴びなよ、その間に乾燥機で服を乾かそう」
「そうね」
勝手知ったる我が家
脱衣場に駆け込んで
脱いだ服を洗濯機に放り込んで乾燥スイッチを押し
風呂場へ入る
っても床は冷たいしシャワーもお湯がすぐ出てこない…あ、出た出た…あ~温かい~
お風呂場は湯気で真っ白になる…
眼鏡も曇ってるな…
眼鏡と髪を束ねているゴムをとって
脱衣場の棚へ置こうとドアを開けると
「クシュン!」
剛くんのくしゃみが響いた
「う~寒い~俺も入って良いか?」
「風邪引いたらダメだから入んなよ」
「ん~ありがと…クシュン」
しばらく温かいシャワーに浸っていると
脱衣場で服を脱ぐ音と
洗濯機を操作する音がして
ガチャっと戸が開き
湯気の充満した浴室に冷えた塊が入ってきた
「ほらほら温まって」
シャワーを剛くんの方へ向ける
「あ~あったか~」
剛くんから散ってくるしぶきが冷たい!
「相当冷えてるね~クシュン」
「舞依も当たってないと冷えるよ」
「うん…!」
湯気の元へ近づくと胸の先が剛くんの身体に触れ
改めて状況を把握した
いつもの事だが
ここには自分しかいない
自分は自分だし
相手も自分だ
けれども
相手は剛で自分は舞依…
湯気で視界が悪いとしても
全裸で密着してるのって…どうなんだ?