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剛 ing 舞依
第12章 DON FESTIVAL
「…おはよう舞依」
今日も壁ドンで始まる
「…おはよう剛くん」
「舞依、今日もキレイだよ」
「…あのな昨日お風呂であんな事しといて今さら壁ドンなんて効かないってば」
「わかってるけど、今日は壁ドン祭りだから最初は舞依じゃないとダメなんだ。それに俺はメロメロなんだぜ」
「…言ってて恥ずかしくないのかよ」
「何でよ~ちょっとウルッとした目で小さく『剛くん』って言ってよ~」
「えー」
「してくれないともっと恥ずかしい事言うぞ」
「わかったよ…」
「…舞依…愛してる」
「…剛くん…もー何だよこれ~」
「うふふ、今日も1日頑張るぞー」
「はいはい、綾野に負けるなよ」
「大丈夫大丈夫!」
ホントかよ、こんなナルシストで大丈夫か?
なんだか不安になってきた…
『DON FESTIVAL』
市立堂恩高校の愛称『ドン校』の文化祭
学校は校門からもうお祭りの様相で
生徒も皆ウキウキ感で溢れている
各催し場になって
いつもと違う雰囲気の校舎を進むと
我2-C教室はひときわ黄色い声が弾んでいた
「おはよう」
「おはよーマイコ、ね、見て見て!」
女子が取り巻く真ん中に綾野が居る
黒いスーツを着込み、シャツは第二ボタンまで外し襟を立て、髪をビシッと立ち上げ、耳にはピアスまで着けてやがる…お前はホストか!
「よーぉ伊澤~」
「何だ?綾野、チャラチャラしやがってー」
「勝負忘れんなよ」
「ははっ勝負になんのか?」
「伊澤、諦めたのか?」
「勝つに決まってんだろ」
「ほー、じゃあ賭けるか?」
「いいぜ、何を賭ける?」
「舞依ちゃんの唇なんてどうだ?」
「「なにぃ!?」」二人ハモる
「アホか嫌に決まってんだろ!」
「さっきもしたばっかりじゃんか、勝っても俺にメリット無いだろ!」
「よく恥ずかしげもなく言うな…じゃあお前は何が良い?」
「…よし、いつものをグレードアップさせて、ディープキッスにしよう!」
「ホント恥ずかしげもないなぁお前は…よし、それでいこう」
「おいおい二人で勝手に決めるな!」
「大丈夫、舞依はディープの練習をしときな」
「バカっ!」
「やーんイケメン二人に争奪されるなんてマンガみたい~」
「イイなぁ~マイコ」
オイオイ周りの空気もかよ~
絶対嫌だ!
今日も壁ドンで始まる
「…おはよう剛くん」
「舞依、今日もキレイだよ」
「…あのな昨日お風呂であんな事しといて今さら壁ドンなんて効かないってば」
「わかってるけど、今日は壁ドン祭りだから最初は舞依じゃないとダメなんだ。それに俺はメロメロなんだぜ」
「…言ってて恥ずかしくないのかよ」
「何でよ~ちょっとウルッとした目で小さく『剛くん』って言ってよ~」
「えー」
「してくれないともっと恥ずかしい事言うぞ」
「わかったよ…」
「…舞依…愛してる」
「…剛くん…もー何だよこれ~」
「うふふ、今日も1日頑張るぞー」
「はいはい、綾野に負けるなよ」
「大丈夫大丈夫!」
ホントかよ、こんなナルシストで大丈夫か?
なんだか不安になってきた…
『DON FESTIVAL』
市立堂恩高校の愛称『ドン校』の文化祭
学校は校門からもうお祭りの様相で
生徒も皆ウキウキ感で溢れている
各催し場になって
いつもと違う雰囲気の校舎を進むと
我2-C教室はひときわ黄色い声が弾んでいた
「おはよう」
「おはよーマイコ、ね、見て見て!」
女子が取り巻く真ん中に綾野が居る
黒いスーツを着込み、シャツは第二ボタンまで外し襟を立て、髪をビシッと立ち上げ、耳にはピアスまで着けてやがる…お前はホストか!
「よーぉ伊澤~」
「何だ?綾野、チャラチャラしやがってー」
「勝負忘れんなよ」
「ははっ勝負になんのか?」
「伊澤、諦めたのか?」
「勝つに決まってんだろ」
「ほー、じゃあ賭けるか?」
「いいぜ、何を賭ける?」
「舞依ちゃんの唇なんてどうだ?」
「「なにぃ!?」」二人ハモる
「アホか嫌に決まってんだろ!」
「さっきもしたばっかりじゃんか、勝っても俺にメリット無いだろ!」
「よく恥ずかしげもなく言うな…じゃあお前は何が良い?」
「…よし、いつものをグレードアップさせて、ディープキッスにしよう!」
「ホント恥ずかしげもないなぁお前は…よし、それでいこう」
「おいおい二人で勝手に決めるな!」
「大丈夫、舞依はディープの練習をしときな」
「バカっ!」
「やーんイケメン二人に争奪されるなんてマンガみたい~」
「イイなぁ~マイコ」
オイオイ周りの空気もかよ~
絶対嫌だ!