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剛 ing 舞依
第13章 いまさらですが…
「舞依、大丈夫?」
片付けをしながら真弥が心配そうに訊いてきた
「うん…」
「伊澤くんとは仲直りしたんでしょ?」
「うん…」
「どうしちゃったのよ?」
「…じつは…」
人気の無い所で真弥に体調の変化を相談した
「…何か悪い病気かな?」
「…ぷっ…あはは」
真弥は堪えきれない様子で吹き出した
「ねぇ何で笑うのよ~」
「ごめんごめん…あはは、いひひ、うふふ、えへへ、おほほ」
「ねぇ~ってば!」
「ごめんごめんもう少し笑わせて~ヒイヒイ」
「…」
「…病気よ病気、それもそうとう重症ね」
「命ヤバい?」
「ヤバいよヤバいよ~」
何かバカにされてる感じ
真弥ってこんな娘だっけか?
「…死ぬの?」
「…ぷっ…あんた、マジ?」
「…」
「死ぬよ」
「えっ!」
「もう死んでるかも」
「はぁ?」
「…それでは診断を下します」
「…はい…」
「貴女の病名は…恋です」
「こい?」
「そう、恋の病です」
「???何の話?」
「あのね…」
真弥何か怒ってる?
「アンタ順序が逆なのよ!」
「?」
「普通は
人を好きになって
恋して
ドキドキして
顔真っ赤にして
恋焦がれて
ご飯も喉を通らなくなって
意を決して告白するのかされるのか
アタシにゃーわかりませんが
やっとこさ付き合って
緊張の初キッスから
愛し合っていくもんでしょーが!
それがアンタときたら!
いきなり付き合ってさ
あれだけイチャイチャして
キスして
その先まで進んどいて
いまさら恋だと!
ふざけるなっちゅーの!」
真弥は早口でまくし立てるように言った
「…」
「…死ぬほど楽しみなさい」
真弥は優しく微笑みかけてくれた
「真弥…ありがとう」
「…あー姫と王子のおノロケ聞かされてかわいそうな私…ほらほらボッチなんか放っておいて愛しの彼の胸に飛び込んで行けっ、シッシッ」
真弥は笑いながら私を突飛ばして手で追った
…
そうか
何だ
病気じゃなかったんだ
…
そう思って剛くんを遠目に見ると
胸がキューンとするのを気持ち良く感じた
片付けをしながら真弥が心配そうに訊いてきた
「うん…」
「伊澤くんとは仲直りしたんでしょ?」
「うん…」
「どうしちゃったのよ?」
「…じつは…」
人気の無い所で真弥に体調の変化を相談した
「…何か悪い病気かな?」
「…ぷっ…あはは」
真弥は堪えきれない様子で吹き出した
「ねぇ何で笑うのよ~」
「ごめんごめん…あはは、いひひ、うふふ、えへへ、おほほ」
「ねぇ~ってば!」
「ごめんごめんもう少し笑わせて~ヒイヒイ」
「…」
「…病気よ病気、それもそうとう重症ね」
「命ヤバい?」
「ヤバいよヤバいよ~」
何かバカにされてる感じ
真弥ってこんな娘だっけか?
「…死ぬの?」
「…ぷっ…あんた、マジ?」
「…」
「死ぬよ」
「えっ!」
「もう死んでるかも」
「はぁ?」
「…それでは診断を下します」
「…はい…」
「貴女の病名は…恋です」
「こい?」
「そう、恋の病です」
「???何の話?」
「あのね…」
真弥何か怒ってる?
「アンタ順序が逆なのよ!」
「?」
「普通は
人を好きになって
恋して
ドキドキして
顔真っ赤にして
恋焦がれて
ご飯も喉を通らなくなって
意を決して告白するのかされるのか
アタシにゃーわかりませんが
やっとこさ付き合って
緊張の初キッスから
愛し合っていくもんでしょーが!
それがアンタときたら!
いきなり付き合ってさ
あれだけイチャイチャして
キスして
その先まで進んどいて
いまさら恋だと!
ふざけるなっちゅーの!」
真弥は早口でまくし立てるように言った
「…」
「…死ぬほど楽しみなさい」
真弥は優しく微笑みかけてくれた
「真弥…ありがとう」
「…あー姫と王子のおノロケ聞かされてかわいそうな私…ほらほらボッチなんか放っておいて愛しの彼の胸に飛び込んで行けっ、シッシッ」
真弥は笑いながら私を突飛ばして手で追った
…
そうか
何だ
病気じゃなかったんだ
…
そう思って剛くんを遠目に見ると
胸がキューンとするのを気持ち良く感じた