この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
剛 ing 舞依
第13章 いまさらですが…
病気じゃないと分かれば
死なないと分かれば
大丈夫
一時期はホントに命の危険を感じたけど
心配無いんだ

恋…
だって…
そう思うと苦しさが気持ち良さに変わる

心躍る!

えへへ
うふふ
遠くから見てるだけで楽しい
胸の中の方をコソコソこそばされてるみたい

近くに行ったらもっと楽しいかな?

触れたら気持ち良いかな?

少しずつ剛くんに近付いて行く

うふっ

真弥を振り返ると
鼻の頭にシワを寄せて
「行け、行け!」と言わんばかりに
顎をしゃくっている

剛くんはブースの上の方の飾りをはずしていて
こっちには気付いて無いようだ

近付くにつれて胸がドキドキする

でも怖くはない

だって恋だもん

すぐ傍まで来た

心臓がハートの形をしているのが分かるよ~

呼ぼうと思ってるけど喉が固まってて
声が出ない

トントンしようにも手が震える

触った!

服の端だけど

服の端を摘まんで

チョイチョイと引っ張るだけで汗が出る~
「ん、舞依」
上から名前が降ってきて
頭に当たって
思わず首がすくまる!
「どうした?」
「…」
ゆっくりと見上げる

剛くんの顔が見えると
頭がカーっとなる
「どうしたんだよ?」
微笑みかけられるとフラーっとする
「あ、あの…あ…」
「…ん?」
「…ご、剛くん…」
名前と一緒に心臓まで口から出そう!
「ははっ、舞依はかわいいなぁ」
あぁ~死ぬ…
「舞依、そうだ!忘れてた、舞依!」
名前を呼びながら近付いて来られると
足が自然に後ずさりする
やめて!来ないで!
っと出そうになるけど口は動かない
もちろん本心ではない

「舞依、まだ答えを聞いてなかった」
背中が壁に着いた!
もう逃げられない!
何?何?何の答え?
ドンッ!
顔の横の壁に剛くんが手を突いて
上から覗き込まれる!
「俺だけの舞依でいてくれるのか?」
何?何?何?
それって命令じゃなかったの?
当たり前だし
答えも何も…
「…」
とりあえず圧倒されて
微かに首を縦に動かす

その顎に逆の手を添えられ
「答えが聞きたい」
「…う、うん…」
何とか声にもならない声を振り絞った

/184ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ