この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
剛 ing 舞依
第13章 いまさらですが…
顔がまだまだ近付いて来る
キャーヤメテー!
…
もちろん本心じゃないけど
…
「そういえば俺、勝ったんだぜ」
「?」
「ご褒美まだだったよな」
勝った?ご褒美?何のこと?
「なにぃ!」
突然横に立っていたブースの壁がよけられて
クラスメイト達が叫んだ
「おいおい伊澤~忘れるくらいなら俺にくれ」
「バーカ、誰がやるか!」
「じゃあ、えへん。表彰状、伊澤剛殿。貴方は第一回壁ドンバトルに辛うじて勝利しました。よってここにウットリ姫のキスを差し上げます」
綾野がエア賞状を読み上げると
「ディープ、ディープ」
皆が手拍子と共に囃し立てる
「おいおい、ここでか?」
「ったりめーだ!誰が裏でコソコソ、トロフィー授与するかよ!」
「参ったなぁ~…けど俺は授与される側だぜ?」
剛くんが言うとみんなの視線が私に向いた
「…」
えっ!私がするの?みんなの前で?
無理無理、絶対死ぬ!!
「…オイ伊澤、男なら女の子に恥じかかせんな!」
「わかったよ…」
剛くんが両手で私の肩を押さえ
ゆっくりと顔を近付けて来る
「ディープ、ディープ」
お囃子のボルテージも上がる
…
頑張ったのは剛くん
…
ご褒美あげなきゃ
…
死ぬ気で
…
剛くんの首に飛び付いて
…
唇に唇を合わせる!
恥ずかしさよりも
気持ち良さが勝り
トロける~
「オーッ!」
歓声が上がる
剛くんの両腕も私を抱き上げる
…
ディープって
…
唇の間を舌で押し開く
2つ
…
舌の先に
剛くんの舌が触れる
…
あぁ~もっとトロける~
…
もっともっとトロけたいよ~
…
首を傾けて
唇を開くと
もっと舌が絡み付き
トロける~
身体が一つになったみたい
…
あ~みんなの前で恥ずかしい…
…
「あれ?」
薄目で見るとみんながいない
二人目を開けて見回すと
教室の真ん中には私と剛くんだけで
みんなが廊下に出たところだった
「みんなどうしたんだよ~」
「楽しいのは、恥ずかしがってるところまで!」
「そうそう、その先なんか見てられるもんですかっ!」
「後の片付けよろしく!」
「ごゆっくり!」
みんな口々に言い捨てると戸をピシャッと閉めて行った
…
シーンとした教室はキレイに片付いてる
…
キャーヤメテー!
…
もちろん本心じゃないけど
…
「そういえば俺、勝ったんだぜ」
「?」
「ご褒美まだだったよな」
勝った?ご褒美?何のこと?
「なにぃ!」
突然横に立っていたブースの壁がよけられて
クラスメイト達が叫んだ
「おいおい伊澤~忘れるくらいなら俺にくれ」
「バーカ、誰がやるか!」
「じゃあ、えへん。表彰状、伊澤剛殿。貴方は第一回壁ドンバトルに辛うじて勝利しました。よってここにウットリ姫のキスを差し上げます」
綾野がエア賞状を読み上げると
「ディープ、ディープ」
皆が手拍子と共に囃し立てる
「おいおい、ここでか?」
「ったりめーだ!誰が裏でコソコソ、トロフィー授与するかよ!」
「参ったなぁ~…けど俺は授与される側だぜ?」
剛くんが言うとみんなの視線が私に向いた
「…」
えっ!私がするの?みんなの前で?
無理無理、絶対死ぬ!!
「…オイ伊澤、男なら女の子に恥じかかせんな!」
「わかったよ…」
剛くんが両手で私の肩を押さえ
ゆっくりと顔を近付けて来る
「ディープ、ディープ」
お囃子のボルテージも上がる
…
頑張ったのは剛くん
…
ご褒美あげなきゃ
…
死ぬ気で
…
剛くんの首に飛び付いて
…
唇に唇を合わせる!
恥ずかしさよりも
気持ち良さが勝り
トロける~
「オーッ!」
歓声が上がる
剛くんの両腕も私を抱き上げる
…
ディープって
…
唇の間を舌で押し開く
2つ
…
舌の先に
剛くんの舌が触れる
…
あぁ~もっとトロける~
…
もっともっとトロけたいよ~
…
首を傾けて
唇を開くと
もっと舌が絡み付き
トロける~
身体が一つになったみたい
…
あ~みんなの前で恥ずかしい…
…
「あれ?」
薄目で見るとみんながいない
二人目を開けて見回すと
教室の真ん中には私と剛くんだけで
みんなが廊下に出たところだった
「みんなどうしたんだよ~」
「楽しいのは、恥ずかしがってるところまで!」
「そうそう、その先なんか見てられるもんですかっ!」
「後の片付けよろしく!」
「ごゆっくり!」
みんな口々に言い捨てると戸をピシャッと閉めて行った
…
シーンとした教室はキレイに片付いてる
…