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剛 ing 舞依
第13章 いまさらですが…
「あー恥ずかしかったー」
剛くんは両手で顔をゴシゴシしてる
耳まで真っ赤だ
「剛くんも恥ずかしかったんだぁ」
「そりゃそうさ、舞依に初めて告白した時と同じくらい恥ずかしかったよ」
「告白っていつ?」
「入れ替わった次の日」
「えーあれってマジ告白だったの?」
「何だよ~こっちは死ぬ思いで言ったのに」
「舞依としての提案だと思った」
「精一杯の照れ隠しだよ」
「?告白って、舞依として?」
「違うよ、伊澤剛としての告白」
「???」
「あの時にはもう、伊澤剛として駿河舞依にメロメロだったんだ」
「えーそーなの?…いつから?」
「…寸前…道で会った時から」
「…」
「それから一生懸命アプローチしてたのに、舞依の身体は反応しても中身がかたくなでさ…やっと昨日の壁ドンで堕とせたよ」
「…昨日の壁ドン…分かってたんだ…堕ちたの」
「モロ分かり」
「それでお母さんにも『大丈夫』だって言ったんだ」
「そうそう」
「一言教えてくれれば苦しまずに済んだのにぃ」
「ははっ、見てて楽しかったし」
「イジワル~」
「こっちは8日も待たされたんだぜ」
「ズルイ!8日も多く恋をエンジョイしてたんだぁ」
「そう言う考え方もあるな」
「良いなぁ~」
「まだまだこれから楽しもう!」
「うん…これってさ、元に戻ったらまた二週目楽しめるのかな?」
「そりゃぁ感覚が違うだろうからなぁ」
「楽しみ~」
「戻る迄にこっちも堪能しとこう!」
「もちろん!」
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