この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
剛 ing 舞依
第4章 伊澤舞依と駿河剛
授業が始まると駿河の頭の良さを実感した
今までちんぷんかんぷんだった事が
スラスラ分かる
二時間目の日本史でも
授業の最後にマニアックな質問をしてみんなの困る顔を眺めるのが好きという悪趣味な先公だ
授業始めに一度言った名前を駿河の頭は覚えていて最後の質問から授業の中をたどって繋げ導きだしたのだ
「…分かる者は居るか?」
「…」
「始めに言ったぞ」
「…」
誰も手を挙げない
いつもの光景だ
…けど駿河は分かってるんだよな~
「…誰か…」
「はい」
しーんと静まりかえった教室に俺、駿河の高い声が響く
「おっ、駿河」
「はい、佐久間象山です」
「おぉ~正解だ。皆も覚えとくように」
答えが出たので早めに授業が終わった
いつも答えていれば早く終わってたのか
駿河はあの状況では手を挙げられねーか
俺なら目立つチャンスは逃がさねーけど
分からないからしょうがなかった
へへん良い気分だ

数学もスラスラ解ける!
これも授業終盤
応用問題が出されたが
直ぐに分かったので手を挙げようとすると
「わっ!」
俺、伊澤の声が響く
後ろのヒロに脇腹を突つかれて上げた声だ
「伊澤!やってみろ」
先公は声を荒げて伊澤にチョークを投げつけた
「はい」
伊澤はチョークをパシッと掴むと教壇へ
黒板を前に少し考えると
「このa=4は置いておいて、まず式1の両辺に7を掛けます、これを1'として式2を引きます。するとxとaが消えるのでy=3。式1にy=3とa=4を代入してx=2。よって答えはx=2、y=3です」
と流れるように喋りながらチョークを走らせる
「正解。伊澤やるな~」
オォ~
っとクラスにどよめきが走る
伊澤は照れたように席に戻った
/184ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ