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第1章 剛と舞依

「ただいま～」
「バカっ声をかけるな」
「ただいまくらいは言うでしょ」
「言わねーよ」
「あらお帰り、あらあらいらっしゃい。剛が女の子連れてくるなんて珍しい」
「ちょっと委員会の打ち合わせがあるから」
「へーそうなの～後でお茶入れていくわね」
「いやいいよすぐ出るからさ」
「そぉ～どちら様？」
「駿河、駿河舞依」
「うちの剛はこんなだけど根は良い子だからよろしくね～」
「…」
「さ、行こ」
と言いつつも行く先を迷っているようなので後ろから２階へと誘導した

「…あぁー緊張した～」
「喋るなって言ったろ？」
「良いお母さんじゃない、伊澤くんの事良い子だって」
「訳わかんねーよ」
「…ってそれにしても散らかってるわね～」
「そうか？マシな方だけど」
「…ふんふん…大体分かったから駿河家に行きましょ」
「何が分かったのか分からんけど早く休みたいよ、疲れた」