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剛 ing 舞依
第10章 剛 home
ガチャッ
遠くから振動が伝わる
親が帰ってきた?
助かった~って安堵と
それはそれでヤバイという焦りが
入り交じる
剛くんは素早く起き上がり
同時に起こしてくれて
二人少し距離を開けて座り直す
カチャッ
居間の扉が開く
「あら~舞依ちゃんいらっしゃ~い」
「あ…」
平静を装って振り返り
返事をしようとして絶句
お袋?
鋲の着いた黒い革ジャンにサングラス
髪は赤い
「おっ噂の舞依ちゃんだな」
親父?
これまた鋲の着いた革ジャンにサングラス
トゲトゲや鎖を身に纏い
薄くなった髪を逆立てて緑に染めてる
「イイところで邪魔したか?」
「な、何言ってんだ!舞依がびっくりしてるじゃないか、先に着替えて来いよ!」
「へいへーい」
「す、すぐお茶入れるからゆっくりしてて」
二人は二階へ上がって行った
「ち、ちょっとアレ何?」
「剛くんの両親、昔バンド仲間だったみたいよ」
「だからって、あの格好で外歩いてたのかよ」
「良いじゃない、若返って」
「マジかよ~」
普段着に着替えてきた両親
確かにいつものクタクタヨレヨレ夫婦とは違うな
何かハリツヤ良く
いつもしかめてた顔も緩みっぱなし
二人の距離も近く
楽しそうに掛け合ってる
…
息子がカワイイ彼女を連れてきただけのテンションでも無さそうだ
遠くから振動が伝わる
親が帰ってきた?
助かった~って安堵と
それはそれでヤバイという焦りが
入り交じる
剛くんは素早く起き上がり
同時に起こしてくれて
二人少し距離を開けて座り直す
カチャッ
居間の扉が開く
「あら~舞依ちゃんいらっしゃ~い」
「あ…」
平静を装って振り返り
返事をしようとして絶句
お袋?
鋲の着いた黒い革ジャンにサングラス
髪は赤い
「おっ噂の舞依ちゃんだな」
親父?
これまた鋲の着いた革ジャンにサングラス
トゲトゲや鎖を身に纏い
薄くなった髪を逆立てて緑に染めてる
「イイところで邪魔したか?」
「な、何言ってんだ!舞依がびっくりしてるじゃないか、先に着替えて来いよ!」
「へいへーい」
「す、すぐお茶入れるからゆっくりしてて」
二人は二階へ上がって行った
「ち、ちょっとアレ何?」
「剛くんの両親、昔バンド仲間だったみたいよ」
「だからって、あの格好で外歩いてたのかよ」
「良いじゃない、若返って」
「マジかよ~」
普段着に着替えてきた両親
確かにいつものクタクタヨレヨレ夫婦とは違うな
何かハリツヤ良く
いつもしかめてた顔も緩みっぱなし
二人の距離も近く
楽しそうに掛け合ってる
…
息子がカワイイ彼女を連れてきただけのテンションでも無さそうだ