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永遠の恋
第4章 神様……


「栞奈ちゃん……話を聞いて貰えませんか?」

絵里子はそう言い栞奈に頼み込んだ

「……はい、私に聞ける話なら……」と栞奈は絵里子の話を聞くことにした

「………頼朝が栞奈ちゃんと別れる事を決意したのは……
頼朝の頭の中に脳腫瘍が見つかったから……なの」

え?………この人は何を言っているの……

栞奈には訳が解ららなかった

「………脳腫瘍……誰に……ですか?」

「頼朝よ……頼朝ね今……入院してるの
栞奈ちゃんと別れたのは……入院する前ね
マンションも引き払い、携帯も解約した
そして私に栞奈ちゃんが来ても何も言うな……と念を押されて約束させられた
で、もう一度ききたいの……
そのお腹の子の父親は……頼朝?」

「………頼朝は……それを望んでいないんでしょ?」

「……頼朝は貴方が妊娠している事すら……知らないわ
話してもいい?」

栞奈は首ふった……

「……頼朝は……そんなの望まない……」

中絶しろと……言われるのが怖い……

「そうよね……こんな頑固な子が頼朝以外の男と……なんてないわよね……」

絵里子はそう呟いて覚悟した

「栞奈ちゃん、頼朝の命が……あと少ししかないって言われたら……どうする?」

栞奈は絵里子の瞳を真っ直ぐに見た

嘘や誤魔化しなんて許さない!と言う強い瞳だった

あぁ……頼朝は……この子の強さを愛していたのね

絵里子はそう思った

要領が悪くて

融通が利かない

でも真実を見極める瞳をしてきた

「あと少ししかないなら1日でも長く生きて欲しい
って言うか、生きなきなゃダメでしょうが!
絵里子姉さん……頼朝は何故……別れを言ったんですか?
病気だから…………ですか?」

真っ直ぐ直球しか投げない



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