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永遠の恋
第4章 神様……


栞奈は頼朝の両頬を手で挟んで瞳を覗き込んだ

嘘は許さない

その姿勢が解るだけに……頼朝は困っていた

「………認知……?」

「俺の子?なんて言ったら、もう一度殴り倒すからね!」

「言わないよ……言わないけどピル飲んでなかったの?」

「私はお薬が嫌いなの!」

頼朝は笑った

ピルを飲んでるから………

心の何処かで嘘だ……と想っていた

でも都合の良い夢だと想おうとしていた

鵜呑みにして……

現実を見ない様にしていた

別れてから想うのは……

ピルを飲んでなかったら………

子供……出来てたら……

そんな事ばかりだった




「認知しやがれ!頼朝
本当はさ………あんたの戸籍に入りたかった……
入れてやるって言った癖に……捨てやがって!
だから子供だけでも……戸籍にいれてよ!」

結婚しよう

何度も栞奈にそう言った

親の所へ挨拶に行く時に妊娠しててもダブル報告って事で、報告すれば良いか!

と、避妊もしなかった

『一石二鳥だからね!頑張ろうね!』

とまで言って…生でしていた

お嫁においで!

貰ってあげるから……お嫁においで!

そう言った約束が懐かしい……

「………栞奈………ごめん……」

約束を破った

栞奈を捨てた

でも……手の中にあるなら……

もう離したくない……

栞奈は「認知、する気あるのかよ?」と頼朝に迫った

「………認知する……でも……何時死ぬか解らない男の子供で良いのか?」



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