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永遠の恋
第6章 繋がる明日
「………頼朝、後悔してる?
私が無理矢理子供を産んだりしたから……」
頼朝は栞奈を抱き寄せた
そして額に口吻けを落とした
「後悔なんてしてない……
後悔してるのは……栞奈を苦しめるかも知れないからだ………
僕達は本当に恵まれてるね……
感謝しても足らない程に……僕は……そう感じる
それと同時に……この先を考えるのが怖い……
幸せが永遠に続かないのを……知ってるから……」
栞奈は頼朝を優しく抱き締めた
「頼朝は死なない……
私がそんなに簡単に死なせない
愛してるよ頼朝」
「………栞奈……」
「私、頼朝の子が欲しい……
頼朝の子が……何時か誰かを愛して……
その誰かと生きていく
そうやって頼朝がいた軌跡が遺れば良いって想うんだ
私と頼朝の軌跡が重なっているから出来る奇跡だよ
生まれて来る子供は二人の愛の証なんだからね
だからこそ沢山欲しい
頼朝はパパとして子供達にすげぇなって背中を見せなきゃね!」
「………栞奈……」
何時の時だって栞奈の強さに救われる
生きていて良いんだって……
背中を教え貰える