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永遠の恋
第7章 変わり行く風景


葬儀を終えて、石田の家へ帰った家族はソファーに座って寛いでいた

母親の栞が珈琲を入れてテーブルの上に置いた

「栞奈はミルクね」

「母さん ありがとう」

「頼朝、今夜はケータリングで何か頼みましょう」

「いいですね、何が良いですか?」

「頼朝にお任せするわ」

「なら母さん、文句はなしですよ!」

「解ってるわよ!」

栞は笑った

端から見たら本当の親子のように仲が良かった

雅敏が絵里子を応接間に連れて来た

絵里子をソファーに座らせると美希が絵里子にミルクを手渡した

雅敏は絵里子の隣に座った

そして絵里子の手を握り締めた

「父さん 母さん お話があります」

雅敏は改まって申し入れた

「何かしら?」栞はニコニコとソファーに座り直した

洋平は一歩を抱っこして雅敏を見た

「改まって話さなきゃならない事なのか?」

洋平はそう問い掛けた

雅敏は「はい!」と言った

洋平は一歩を栞奈に渡した

そしてソファーに座り直した

「では聞きます!」

そう言い栞と共に雅敏の方を向いた


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