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永遠の恋
第7章 変わり行く風景

雅敏は両親に深々と頭を下げると、顔を上げて真摯な瞳を向けた
「絵里子と結婚しようと想っています」
栞は「あら、まぁ…」と驚いた
洋平は「決めたのかい?」と問い掛けた
雅敏は「はい!決めました!」と答えた
「おめでとう!
反対する理由はないからね!
祝福するよ!」
「絵里子は妊娠している
俺の子だ!」
雅敏が言うと美希が「おめでとう!」と祝福した
皆が祝福していると絵里子が
「止めて下さい!」と叫んだ
泣きながら絵里子は雅敏を見た
「………駄目よ雅敏……お腹の子は……貴方の子なんかじゃない……」
「絵里子のお腹の中の子は俺の子だ!
そう決めたって何度言えば良いんだ?」
絵里子が何か言おうとした時、栞奈が
「お兄ちゃん!おめでとう!」と大きなお腹して抱き着いた
「栞奈……」
「お兄ちゃんもパパか
生まれる日が楽しみだね!」
栞奈が言うと美希も「そうそう!予定日は何時よ?」と問い掛けた
絵里子は「………この子は……中絶するつもりです」と言葉にした
美希は絵里子の頬を殴り飛ばした

