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永遠の恋
第8章 現実は厳しく…


「私、高村栞奈って言うの、宜しくね」

自己紹介するとスケッチブックに自己紹介を返された

『高城眞由美』

「眞由美さんか!」栞奈は笑った

それを切っ掛けに色々と話をした

「何を見ているんですか?」

『自分…』

「自分?」

『………そう……死のうとする前は、白髪なんてなかった…』


「………それは……どう言う意味?」

『こんな白髪……昔はなかった……』

「それって死のうとしたから?」

『………どうだろ?
でも……此処に映ってる人は誰なんだろ?
そう思って見てた』

「………じっと見てても変わらないよ?
それは貴方以外のモノになんかならないから!」

その人はじっと哀しそうに栞奈の顔を見た

言い過ぎたかな?と栞奈は思った

『………だね』

諦めた顔で笑う

そして『娘がいるんだ私』と書いた

「お幾つなんですか?」

『………27……』

「私より年上だ!」

『娘に逢いたい……』

「………面会に来てくれないんですか?」

その人は頷いた

『二人して薬飲んだから……生きてるかも解らない……』



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