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ブルジョアの愛人
第2章 秘密の花園
「可愛いよ、莉菜」
浩晃の舌が淫蜜の軌跡をなぞると、莉菜は秘密のカーテンをひくつかせる。可愛らしいその動きに興奮した浩晃は、わざと大きな音を立てて蜜を啜った。
莉菜の身体は、電流を流されたかのように大きく跳ねる。しかし浩晃が莉菜の剥き出しの脚をがっちりと掴んでいるため、莉菜は蕩けるような快楽のままに暴れることもできず、意識が遠のくようなもどかしさと焦れったさになぶられていた。
「もう…だめ…」
莉菜が荒い吐息に言葉を乗せるように呟くと、浩晃は濡れた唇の端だけでにやりと笑う。――普段浩晃が見せることのない、意地悪そうなその表情に、莉菜の発達途中の胸はドキンと震えた。
浩晃がゆっくりと身体を起こそうとしているのを感じ、莉菜は一旦浩晃の上から降りる。
まだ絶頂に達せていない身体が声を上げて泣いているようだった。早く浩晃が欲しい――莉菜の身体は、愛する人と繋がるあの感覚を必死に思い出し、幼い果実の汁を滴らせていた。