この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛する、三人のケダモノ達。
第1章 三人のケダモノたち。
 周りはこのマンションより低く、遠くまで視界が開け夜景が広がる。風が爽弥君の髪を撫で、鬱陶しそうにする。

「綺麗な夜景だね。あれ、スカイツリーでしょ?」

 遠くの方に青く光る細長い建物を指差す。

「右のほうのオレンジ色の建物が東京タワーね。」

「本家とは大違いだね。あっちは、夜になったら真っ暗闇。あ、でも去年小学校の先にコンビニできたんだ。」

「やっとできたの?」

「うん。以外とコーヒーが美味しいよね。」

 部屋に戻り、爽弥君がケータイをいじる。
二人でソファに座り、先程淹れたコーヒーを飲む。

「あ、ここに行きたいんだけど。」

 私の前にケータイを差し出す。
 画面は図書館のホームページ。
 二年ほど前に建てられた施設で、近隣では一番本が豊富に置いてある。

「ここなら、このマンションから歩いて十五分位かな。軽食も食べれるから、一日いても飽きない所よ。」

「明日は月曜日で休館だから、明後日行こうと思って。」

「爽弥君は昔から本が好きだったもんね?」

「本が好きになったのは、伽耶さんのおかげ。伽耶さんが一緒に本を読んでくれたから。」

 爽弥君はケータイを置いて、私に向き直る。

「伽耶さん…もう、我慢出来ない。」

 ソファに押し倒され、爽弥君が馬乗りになる。

「そ、爽弥君?」

「結構、頑張ったんだけど…やっぱり、無理。伽耶さんを抱きたいよ。」

 真剣な眼差しを受け、戸惑う。

「…伽耶さんが嫌がる事はしないって、決めたけど…。」

 舌が鼻先や唇を舐める。

「嫌がってないみたいだから、止めないよ?」

 ニヤっと、笑ってTシャツを脱ぐ。

「あ、朝陽兄さん。朝陽兄さんが部屋にいるよ?春海、帰ってきちゃうよ?」

「大丈夫…。」

 クスクス笑い、私のブラウスとスカートを脱がす。私もなぜか抵抗できないでいる。それは、あまりにも手馴れていてあっと言う間の事だったから。

「冷泉院、不可侵条約。」

「?どう言う意味?」

「まぁ、伽耶さんとエッチしてる時は干渉してはならない。また、参戦する者を拒んではならない。」

 …えっと…?

「…だから、複数プレイしてもいいって話し。」

 …はい?

「拒否権は?」

「ないよ?」

 いつの間にかに発令していた、条約に目眩する。
 それでもゆっくりと、二人は快楽の波に溺れて行く。
/43ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ