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第1章 三人のケダモノたち。

　動きが速くなり、中逝き寸前に追い込まれる。ソファにうつ伏せになり、爽弥君の攻めに耐える。

「はぁっ、はぁっ…伽耶さん…もう、駄目。はぁっん…い、逝く…。」

「い、いやぁ…。逝っちゃう…ああっん…あぁっ…。」

　二人共に達し、爽弥君は私を優しく包み込み余韻に浸る。背中に爽弥君の胸を感じる。肩で息をして、しばらくゆっくり時間が流れる。
　そっと、起こされ私の中から爽弥君がいなくなる。

「そんな、寂しい顔しないでよ。」

　薄っすら笑って、頬や首元にキスをする。

「うん…。」

「…こんなに、伽耶さんを好きになって…好きな人を抱けて僕、幸せだよ。」

　そんな事をサラッと言われて、こちらが恥ずかしくなる。
　顔を赤くして、言葉に詰まる。

「伽耶さんは、今どんな気持ち？」

「…嬉しい。爽弥君が、私を好きになってくれて…嬉しいよ。」

　胸元に引き寄せられ、きつく抱きしめられる。髪に爽弥君の息がかかる。

「伽耶さん、大好き。」