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愛する、三人のケダモノ達。
第2章 発情する、ケダモノたち。
 身体がひくつき、震える。時々くる余韻に、息を吐く。

 朝陽兄さんは私の顔を覗き込んでいる。

「…可愛いなぁ。」

 笑いながら、私の額や頬にキスをする。それがくすぐったくて、恥ずかしくて朝陽兄さんの胸に顔を埋める。

「二人で何してんだ?」

 不意に声をかけられ、驚く。

「小説のネタにしようと思って、実験中だよ。春海も一緒にするかい?」

 外出から帰って来た春海は、ジャケットを脱ぐ。

 いや、いや。朝陽兄さん、何誘ってるんですか…。

「そうだね。いいよ。朝陽の小説の手伝いなら。」

 春海は私と朝陽兄さんの側に近より、テーブルの上を一瞥する。

「ローター使ってたんだ?伽耶、気持ちよかった?」

 そんな事を聞かれても、素直に頷けるわけもない。顔を赤くして俯いてしまう。

 朝陽兄さんは立ち上がり、かわりに春海が私の身体の前に座る。朝陽兄さんからローターを受けとり、今度は乳首に当てる。

「っ…あっ…っ。」

 春海はもう一つの乳首に唇を寄せて、舌と歯で愛撫する。舌で転がされ、甘噛みをする。

「あん、っ。は、春海…っ。もっと、優しく…して。」

「駄目。優しくなんてしてやらない。朝陽や爽弥にもこんな顔をするんだろう?俺、以外と独占欲強いんだよね。」

 今度はローターを下腹部に当てる。

 また、脚を閉じようとしたが背後から手が伸びる。朝陽兄さんの手が、私の膝が閉じるのを阻止する。

「…閉じちゃ駄目じゃないか。伽耶。もっと、春海に弄ってもらいなさい。」

 朝陽兄さんは耳朶や首筋を舐める。

 春海はショーツを脱がせ、露になった蜜口にローターを押し付ける。
 入り口を刺激され、身体を揺らす。

「もう、濡れて凄い。こんなの、すぐに入るな。」

 スルッと蜜口にローターが埋め込まれる。

 はじめておもちゃを入れられ、抵抗があると思ったけどすんなり受け入れる。

 自分でも気がつかないうちに、未知の快楽を求めていたのだろうか?

 ローターの動きと、春海の乳首やクリの愛撫、朝陽兄さんの耳元の熱い吐息に囁きに。身体が火照り、欲情する。

「んんっ、あぁっ…んっ。あっ、も、もう…。」

 一度、達している身体は簡単に二度目の絶頂を迎える。腰を浮かし、エクスタシーを身体で感じる。春海は私をみつめる。

「おもちゃで逝っちゃったね。可愛いよ、伽耶。」
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