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愛する、三人のケダモノ達。
第2章 発情する、ケダモノたち。
 ゆっくりと、ローターを抜き出す。愛液にまみれて、つつっと糸を引く。

 時々、身体がひくつき絶頂の余韻に浸る。

「さて、次はどれにしようか?…と、聞きたいけれど今夜はこれくらいにしておこうか?」

 朝陽兄さんは笑いながら、私の横に座る。そっと、私を抱き寄せ唇を重ねる。

 溶けてしまいそうな、甘いキスに身体がしびれていく。

 どうしたんだろう。

 自分の気持ちと身体がバラバラな気がする。
 三人に身体を弄ばれながらも拒否できないでいる。
 
 身体を弄られれば、触れた所から熱くなり震え、歓喜する。尽きることのない、欲望に身を委ねてしまう。

 もっと、快楽を。もっと、欲望を。

 出口の無い迷路に私は迷い混む。

 そこに、救いはあるのだろうか。

「伽耶ちゃん。何も迷わなくていいんだよ。怖がらないで、自分の求める事に素直に貪欲になって。」

 朝陽兄さんは私の目を覗き込む。

「伽耶ちゃんは何を求めるの?」

 春海は私の止めどなく溢れる蜜を指ですくう。熱い欲望に潤んだ瞳で、それを舐める。

「伽耶の蜜は美味しい。」

 私は、このまま肉欲に溺れていいのだろうか。

「いいんだよ。そうなる事は、必然な事なんだから。もっと、愛され甘やかされ、私達を受け入れて。」

 朝陽兄さんは魔法使いか、超能力者なんじゃないかしら。私の考えている事がわかるみたい。

 クスッ、と笑い朝陽兄さんは私の脚を広げる。

 そこに、春海が身体を入れる。

 ベルトを外しボトムとショーツを脱ぐ。すでに、大きく起立した欲望の塊がそこにあった。春海はそこに私の蜜を塗り、卑猥な花の口にあてがう。

 焦らすように、尖端をゆっくりと入れる。

「伽耶、どう?気持ちいい?」

 春海は身体を屈め、私に囁く。
 朝陽兄さんは私の乳房と乳首を、優しく時に激しく愛撫する。

 身体の奥で炎が燻る。

「…う、んっ。気持ち、いい…っ。」

 もっと激しく、乱暴に。

 春海の首に腕を回し、脚を腰に絡み付かせる。

「もっと。もっと、春海が欲しい…。」

 より、深く、きつく繋がりたい。
 私の中を春海で埋めてしまいたい。

 腰を掴まれ、春海の身体が密着する。肌の熱さと汗に興奮する。

 乱暴に根元まで入れられ、膣壁が摩擦とその存在にひくつく。
 離れないように、締め付ける。

「伽耶…きつい。」
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