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ママと僕のエロティックな事件簿
第1章 ママと僕の誘拐劇篇  第一部 憧れの女は義母
「頑張って慶楊に入ったばっかりだっていうのに頑張り屋さんね、祐クンは…。優秀な‘後輩’ができてママも鼻が高いわぁ」
自身も慶楊のご出身の母上は、お受験に成功し「同窓」になった息子が可愛くてたまらないという口ぶりだ。そんな母の甘ったるい賛美の言葉を聞いているとどこかくすぐったくなる祐太。白いノースリーブのサマーセーターから伸びる白い二の腕が視界に入るだけでドキリとさせられる。家庭的な水玉エプロンも眩しかった。自分の後頭部のすぐそばで微笑んでいるであろう、その美貌を想像するだけで祐太はもう…。思春期に入った少年にありがちな無口で仏頂面を続けるにも限度がある。この愛らしい母に何か言葉を返さなければ。祐太は微笑みながら部屋を後にしようと、ほっそりとかつどこか肉感的でスタイルの良い後姿を見せかけた母の名を呼んだ。
「あ…待って、雅子ママ」
そう、義母の名は雅子。旧姓、伊集院雅子、祐太が憧れる女性その人である。

TVの中で光り輝く人気キャスター伊集院雅子の印象とは異なり、義母として一緒に暮らす高見雅子はツンとしたところなどまるでなく天真爛漫で明朗活発娘、やや「天然」も入った育ちのいいお嬢さん、といった親しみやすい女性だ。祐太には優しい母親、といった態度を崩さない一方、かなりの教育ママで、慶楊のお受験成功も雅子のおかげといっても過言ではないだろう。コミュニケーション能力も抜群で、お姉さまの様にも先輩の様にもふるまえる雅子に、暮らし始めたころから心を奪われっぱなしの祐太だ。だが、お年頃の少年にはその眩しい義母とどう接していいかが悩ましく、よって雅子との会話がより少なくなっている今日この頃だ。
「最近パパ、全然帰っていないみたいだけれど、どうしたの?」
大江戸TVで報道記者として勤務する父、高見恭平が多忙を極めることは物心付いた時から漠然と知っている。帰宅が遅いことも多々あるがここ一月、祐太は一度も父と顔を合わせていない。なにか、父の周囲で起こっているような、胸騒ぎを覚えている祐太だった。だが、この時は普段はどこかぎこちない態度しか示せない義母を引き留めて会話をしたいという気持ちを素直に口にしただけだ。だが、雅子は美貌を曇らせ真剣な表情を作ると、祐太に歩み寄って諭すように衝撃の告白をする。
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