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恋人宣言
第5章 宣
誕生日だからな。そう言った直哉に、
身体を洗ってもらって
髪を洗ってもらって
身体を拭いてもらって
髪を拭いてもらって
髪を乾かしてもらった。
至れり尽くせりで、お姫様気分になって
缶のスパークリングワインをもう1缶開ける。
「誕生日に缶のワインかよ」
そう笑った直哉を無視して
あぁ、良い誕生日だ。
そう満足していたら、左手に指輪をはめてくれた。
「え?」
「マーキング」
プレゼントをもらったのは私なのに
あげた直哉の方が嬉しそうに、指輪の上からキスをした。
「誕生日おめでとう。葵は俺のモノだ」
そうキスされた左手を斜め上にあげて眺めてみると
今まで生きてきた人生の中で1番女らしい手だった。
「ありがと」
嬉しくなって抱きつけば
「浮気すんじゃねーぞ」
そう言って、照れ隠しをする直哉が愛しい。
私たちはその夜、抱き合って眠った。
身体を洗ってもらって
髪を洗ってもらって
身体を拭いてもらって
髪を拭いてもらって
髪を乾かしてもらった。
至れり尽くせりで、お姫様気分になって
缶のスパークリングワインをもう1缶開ける。
「誕生日に缶のワインかよ」
そう笑った直哉を無視して
あぁ、良い誕生日だ。
そう満足していたら、左手に指輪をはめてくれた。
「え?」
「マーキング」
プレゼントをもらったのは私なのに
あげた直哉の方が嬉しそうに、指輪の上からキスをした。
「誕生日おめでとう。葵は俺のモノだ」
そうキスされた左手を斜め上にあげて眺めてみると
今まで生きてきた人生の中で1番女らしい手だった。
「ありがと」
嬉しくなって抱きつけば
「浮気すんじゃねーぞ」
そう言って、照れ隠しをする直哉が愛しい。
私たちはその夜、抱き合って眠った。