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二人の密会
第5章 八咫烏
濡れた布団の変わりに出した敷き布団もオメコ汁や精子で使いものにならなく、1枚の布団で一緒に寝た
それがお互いに新鮮で、二人共夫婦別々に寝てるから、一緒に一晩を寝るってないから
雌犬も

「こういうのを不幸中の幸いって言うの? でもいいものね。温もりを感じられるって」

「腕枕してやるから安心して寝ろ」

翌朝、朝食を済ませ部屋に戻ると仲居さんがいて、

「これってどうなってるんでしょうか?」

敷き布団が3枚だけど、2枚は寝た形跡もない
1枚に2人寝たのは分かるけど、出した意味が理解できないらしい
とっさに言い訳を考えたが、出したが使えず乾くまで仕舞えない理由なんて他にない

「夕べ彼女が粗相したのがこっちで、二人で粗相したのがこっちです」
僕が仲居さんに説明すると、苦笑いしながら部屋を出て行った

「正直に言わなくてもいいのに。めちゃくちゃ恥ずかしかった」

「他に理由があるかよ。飲み物なら色も付くだろうが、潮と精子じゃ当事者しか分からない。きっと俺らだけじゃないんだろ。苦笑いして行ったやん」

「片付けて行けばよかった」

「それはダメだ。洗濯して消毒なり干すなりして貰わないと。次の客に影響があるかも知れないだろ。ホテルに非はないんだ」

「そうだね」

チェックアウトして車に乗ってから「ここまで来たから行きたいところがあるんだ。いいが」

「いいわよ」
雌犬に目的地は告げず車をR42へと走らせた
永遠と長い国道
途中の橋杭岩で停めて休憩
海水のある淵まで歩いた
僕の後を雌犬が僕の腕を掴んで付いて来る
足場は悪く滑るし、岩肌が凸凹して

20分くらいして車を東へ
途中の看板で左折して目的地へ
「熊野那智大社」

車を停めて大きい鳥居があり階段を下り始めると目線の先に
「那智の滝」
が悠然と姿を見せた
二人共自然を感じるのが好きで旅行したら足を伸ばして訪れてる
僕は滝をずっと見てると、雌犬は巫女さんのいる案内所みたいなところへ行き

「いつも運転ご苦労様です。」
安全祈願のお守りを買って来てくれた
ただ、目的地はここではない
那智の滝をもっと上から見える、滝壺が見える場所に行きたかった
そこは山肌を上って行く
道標はあるが簡単に登れる角度でもなかった
それに雌犬の靴が、山登りするって思ってないからヒールを履いていた
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