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二人の密会
第5章 八咫烏
「俺は違う。ホムペは雌犬のファンを作る為にしてる」

「私にファンなんていらないよ」

「雌犬の為にしてる」

「なんで?」

「のせられたら断れないだろ。雌犬の背中を押してくれる存在だ」

「私ホムペを見た事ないわ」

「なんでだ?」

「見なくても分かってる」

「内容は分かっているが、反響は分からないだろ」

「反響は私の評価じゃなくて、貴方の評価でしょ? 私は貴方の言いなりなんだから」

「それは違うぞ。皆雌犬の仕草や格好を想像してるんだ。写メは想像しやすいようにするネタみたいなものだ。ただ、義務ではないが、応募に応えるのも雌犬の努めだ」

「読者からの要望があったりするん?」

「あるが使った事はない。シチュエーションが違うんでな」

「私は貴方の言ってる事をしてるだけでホムペの人にまで気が回らないわよ」

「そこまで雌犬に求めてない。目の前の事に集中してればいい」

「分かった」
納得したのかどうか分からないが、雌犬が独身なら全てを曝け出して公開してやるんだが、既婚者である以上は雌犬や家族の事も守らないといけない
最低限のルールがあるのは雌犬にも分かってる

「二人の素性は詳しくは書いてないが、雌犬が塾の先生だとは書いている。塾の名前までは書いてないが」

「いいけど……」
話しながらもムービーを撮り続けてる
雌犬も周囲に目を向け出している
近畿道の長原で下りる時に、渋滞で車列が2つになり車の横にも止まった

「横の車の運転手がジッと見てるぞ。バンだしナンバーを見てないから、頭を伏せてろ」
もしかしたら、雌犬の旦那の可能性もあった
車列が1つになり横の車が後ろになる前にナンバーを見たら、和泉ナンバーだった
雌犬に聞いたら違うらしい

「危ない橋は渡らない方がいい」

「ありがとう」

「俺の役目だからな」
下の道に入りムービーを消した
誰に会うか分からないから

雌犬の駐輪場まで送り届けて別れた

ホムペに見たい人だけの限定にして、ムービーをメールで送った
見たい人が10人以上いて、その数を雌犬に教えてやると

「そんなにいるの? 騙したんじゃないの?」

「ホムペ見てみろよ。嘘でも、盛った訳でもない。ただ、雌犬のナレーションの説明付きって書いただけだ」

「ふ~ん。変態ばっかり」

「ノーパンを説明してる雌犬はそれ以上の変態だろ」
 
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