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淫風の戦記
第3章 桔耶の誤算
法眼のろれつが怪しくなってきた。
桔耶自身も“ギリギリ”までは飲んでいる。

「(戊辰の事は十分ね)」

脱出の頃合いを計り始める。

彼女の背後に回された手が、いきなり片方の乳房を鷲掴む。人並み以上に大きな法眼の手のひらだが、桔耶の乳房は収まらない。男の手には必然的に力が入る。

「王様、お戯れを。キョウはそのような女子ではございませぬ…」
「よいではないか。奥の間には閨の準備をさせてある。今晩は泊まってゆけい」
「あっ…困ります、王様…」
「助けを呼んでも誰も来んぞ。ここは我が城も同然じゃからな」
「ああっ!」

押し倒され、衣服が乱れる。左脚がつま先から足の付け根までが露わになる。
四つん這いで逃げようとする桔耶の足首を捉え、引き戻す法眼。さらにドレスは乱れる。

「お許しくださいませっ!」
「許さんぞぉ。朝まで楽しもうではないか…」

抱き上げられ、奥の間の布団の上に投げ出される桔耶に法眼が覆いかぶさる。

「(はぁ、面倒ね…逃げられないこともないでしょうけど…もう少し喋ってもらいますか…黒須のこともあるし…)」

法眼が桔耶の唇を強引に奪う。

「んんっ!…はぁっん!…チュパ…王様、怖いです…」
「おお、すまぬ。多少強引にでもせねばキョウに逃げられる故な」
「…キョウはもう逃げませぬ。だからお優しくして下さりませ…」
「おお、お前も欲しがっておったか!」

立ち上がった法眼が服を脱ぎ捨てる。
天井に向けて勃起した巨大な肉棒が反り返っている。

「(お、大きい…)」

これは桔耶も想定外。
法眼があぐらをかいて座る。

「キョウ、お主も我が眼前で脱いで見せよ」
「…はい…」

法眼と、巨大な肉棒があぐらをかいて座っている。その一歩前に立ち上がる桔耶。左右に二本ずつ付いている肩紐を解けばドレスは足元まで落ちる。桔耶はわざとゆっくりと紐を解き、ドレスが落ちないように腕で押えながら、その腕を徐々に下ろしていく。鎖骨が露わになり、深い峡谷を通る。二つの高い山を登り、山頂の手前で休む。

「ううむ、止めるでない!キョウ!」
「…はい、王様…あぁ恥ずかしい…(我ながら女優ね)」

休息を終え歩き出すと、山頂に至る。
濃い桃色の宝石が二つ、法眼の方を向いている。法眼の反り返ったものがビクリと跳ね、先端からは汁が溢れた。
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