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淫風の戦記
第4章 紫富の金
「捕らえたばかりの小鳥と伺いました。法眼様の御妻女というわけではありますまい」

迷う法眼。本音としては、もう少し桔耶を凌辱して遊びたいのである。しかし、金塊は惜しい。
そんな法眼の様子を見、もう一度従者を呼ぶ紫富。

「いま、我が船に従者が一品取りに戻っておりますので少々お待ちください」
「…う、うむ…」

法眼の迷いはピークに達している。
紫富を殺して金塊を奪うことも考えた。しかし、それで大陸王家の怒りを買っては都合が悪い。王家専属とはいえ商人がこれだけの金塊を有する国だ。戦って勝てる相手ではない。

おもむろに立ち上がった法眼は、桔耶の首筋を後ろから掴み、上座に引き倒した。小さな悲鳴を上げた桔耶だが、すぐに上体を起こし法眼を睨む。膝を崩して座る桔耶は、岩の上で休む人魚の様である。極薄の衣が鈍く輝く。

法眼は、力付くで桔耶を四つん這いにすると、、極薄の衣を引きちぎった。丸い尻が露わになり、紫富と数人の従者、そして法眼の配下の目にさらされる。そして、いきり立った剛直を取り出すと、一気に桔耶の割れ目に突き刺した。

「!!!っ…っ…」

濡れていない秘部が焼けるように痛い。桔耶は涙をこらえるように瞼を閉じ、突き上げられる度に漏れそうになる嗚咽に耐える。

それでも強引に腰を叩きつける法眼。部屋中にパンパンと衝撃音が響く。黙って見つめる紫富。他の男たちは興奮を隠せない。下半身に手をやる者もいる。

「おい!お前らは胸をしゃぶれ!」

小姓に命じる法眼。十代と思しき二人の小姓が、両肘をついて四つん這いになっている桔耶の体の下に頭を入れ、たわわに実った葡萄の先端の一粒にしゃぶりつく。

「くっ…」

強引な法眼とは異なり、小姓は赤子の様にしゃぶりついてくる。桔耶を憐れに思いつつも、法眼には逆らえない葛藤。しかし、葛藤は若い欲情の前では無意味であった。若さのままに桔耶の肉体を欲している。

「…っ…っ…うっ…」

下半身に突き入れられるものは、痛みから快感に変わりつつあった。しかし、彼女は最後までそれを認めずに耐えるつもりだった。しかし、小姓の乳首への攻めは一種の飢えである。そのことは桔耶の母性を呼び覚まし、小姓への寛容さに変わってしまう。
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