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淫風の戦記
第1章 茂里水軍の逆襲
目を閉じ、恥辱に耐える香羅。高鳴る鼓動を知られないよう、横を向き、眠っているようにやり過ごす。

戊辰が、指先で鎧をなぞる。皮鎧の胸の膨らみを測るように、直線と変化を織り混ぜに。乳首の上をなぞる時は少し力を弱める。それでも皮鎧は指先の位置を正確に香羅に知らせる。

その時、香羅の部下の操舵手がうめいた。

「姫の部下も見たいと言っていますよ」

操舵手は引きずられ香羅の前で横たわる。ちょうど彼の視線の先が香羅の割れ目にあたる。距離は顔一つ分。

その割れ目を上下になぞる戊辰の指。薄布だけに守られた秘所は、さすがに鋭い感覚を香羅の脳に伝えてしまう。しかも、顔見知りの若い男に間近で見られていることが香羅の動揺を誘った。

「…っ…っく……んっ…っっ…っ…」

戊辰が香羅の反応に気づき、部下に目配せする。香羅の肩、脇、腰の留め具が順に外される。パタリと香羅の朱塗りの鎧の前部が剥がれ落ちる。下半身と同じ素材の黒い下着が露わになった。
均整の取れた胸を隠すはずのそれは、汗で張りつき、よじれ、あろうことか左右の突起を浮かび上がらせている。男たちの欲情の喚声が上がった。

戊辰が突起を下着の上から摘まむ。

「んっ…」

顔を紅潮させ、歯を食いしばって耐える香羅。舌を噛んで死にたいほど恥ずかしいはずなのに、いつのまにかその選択肢が消えている。嫌悪、恥辱、しかし耐えがたい快感が猛烈な勢いで彼女の体を攻め上がって来る。

「(こいつ!何でこんな…)」

我慢が香羅に残された選択肢になっていた。

戊辰の指が乳首を下着の上から執拗に弄くり、割れ目を這う指はやや強引さを増した。蕾が攻められる。黒い布の割れ目の箇所は光沢が染み出す。
それを凝視する操舵手の股間が怒張している。姫を助けなければ…。使命感と期待感が鬩ぎ合う。興奮した熱い息が香羅の太ももにあたった。

「くぅんっ…くっ…うっんっ…」

見ないで…腰を必死に捻り、逃げようとする香羅。しかし戊辰の精度の高い攻めからは逃れられない。避けても捕まる。捕まったとたん電撃が走り、脳がただれ、割れ目からは愛液が漏れ出す。

「あっ!……」

予告なく、胸をおおっていた下着がめくられ、固く立ち上がった乳首に戊辰が噛みつく。恥辱が限界を越え、さらなる快感に変わる。
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