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淫徳のスゝメ
第4章 私が天涯孤独になったこと
私はきよらを樹幹からといて、彼女の下に美園を寝かせた。
二人が六十九のかたちに重なると、私はきよらに美園のペニスを世話するよう命じて、老いた顔に跨った。そして、美園に私の性器をしゃぶるように言いつけた。
二人がこの通りの作業に入ると、私もきよらの性器をバイブレーターでかき回し、抜き差しをはじめた。
傍らで、まづるがきよらの臀部を這った装飾を砕き払いにかかっていた。笠野さん達がきよらに垂らした低音蝋燭だ。靴べらで打たれたきよらの臀部は、装飾的な色彩が除かれるにつれて、血色による赤みが増す。
ヴィィィィィン……ヴィィイイィィィィン…………
じゅるっ、ずずっ、ちゃぷっ、ぴちょ…………
「ぁっん、お許し下さいっ…………こなっ、ことぉ…………あぁぁっ、おねっ、さまぁぁん!……」
べちぃっっ…………
「無駄口を叩いている暇はないでしょ。きよらさん、先生まだ一度もイッてないよ」
まづるさんの靴べらが、きよらの臀部を撫で回す。
笠野さん達は、きよらの背中や腕、太ももに淫らな言葉を殴り書きしていた。運転手のない生活をしていても、生来の不健康的な白い皮膚に、油性マジックはまざまざ映える。
私は、すぐ目の前でまづるがきよらを啄むのを見ている内に、懊悩するようになっていた。
まづるはきよらをしごぐ片手間、まるで私にするように、唾液でそのアヌスをほぐす。対する私は、ただでさえ不器用な舌に性器を預けているのだ。恍惚はおろか、頭こそ弱くても下半身はいつの間にやら成長していたきよらの性器で、辛うじて私の劣情は維持出来ている。
「まづる…………キスして。きよらなんて、少しくらい裂けても良いわ」
私はまづるにささめきながら、美園の鼻をつまんでやった。あまりによがらない女の性器に辟易したのか、変質教師は、とうとうあからさまに手を抜き出したのだ。