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淫徳のスゝメ
第4章 私が天涯孤独になったこと
「お兄様ってば、きよらをさんざん子供扱いしておいて……随分と楽しんでいるわね」
「彼はそういう人でしょう?ふみ子の時だって、私が不快になったくらい」
「イイ尻してんなぁおい!こんなに赤くなって赤面か?いや、赤尻!そうかそうかぁ、きよらは兄ちゃんに早くぶっこんで欲しいかぁ!!」
びゅっ……ビシィィィッッ…………
「ぁ"あ"あ"あ"あ"っっ…………」
「貴女」
私はまづるのちょっかいに身をよじりながら、蒼白になったメイドに笑った。
「お兄様達もお楽しみの途中なの。これ以上覗きたくなければ、仕事に戻って」
メイドが去ると、お兄様がひときわ野生的な咆哮を上げた。きよらがエクスタシーを迎えた合図だ。
私達はシナリオ通りに扉を開けた。
驚いたようなきよらの顔が、私達を見上げた。
私はきよらに快楽の邪魔をした侘びを入れて、彼女にロープを巻きつけてゆく。
「お姉様が企んだの?!貴女……この前も学校にいらっした方……ほどいて下さい!痛いです!お母様!!お母様ぁ!!」
「お兄様。きよらがお母様に会いたがっているわ。例のものを出して、お母様を呼んできてあげて」
「ったくっ、マザコンは仕方ねぇなぁ」
お兄様は面倒臭げにペニスを仕舞うと、私達がこのあと作業に使う資材を整えて、部屋を出ていった。
私は、きよらの肉体をボンレスハムよろしく纏縛してゆく。
腕を固定した胴体のロープは特に丹念に、お兄様の残り香をまとう二本の脚もひしと束ねて、血行を妨げるほどの力で締めてゆく。薄い肉はロープの圧迫で盛り上がり、とめどない喘ぎがこぼれるだけあって、早くも血色を強めている。