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淫徳のスゝメ
第4章 私が天涯孤独になったこと


「きよら……。お母様、羨ましいわね……。私、もうダメだわ。まづる、早くお母様のスカートも脱がせて……パンティの中も、滅茶苦茶にして……」


 まづるが呆れたように笑った。笑いながら、私の自涜が進むよう、催促に応じてくれた。


 四十代半ばらしい、成熟した色香とハリを持ち合わせた太ももが、シャンデリアの炫耀を吸う。

 まづるはお母様のパンティを下ろして、未だ反撥的な女の下半身に平手を飛ばし、肉壺を一気に貫いた。



「ああああああっ!!」


「姫猫。根元まで入ったわ。今脱がせたばかりなのに。本当に貴女の話の通りだったね。自分だけ、彼女はセックスの快楽も、女の良さも堪能して、貴女には何もかも禁じようとしていたの……」

「ええ……ぁっ……んんっ、はぁっ、そう…………お母様は蓮美せん、せぇと…………幼く無知だった私に何も知らせないで、自分だけ楽しみに耽って、いたの……。お父様を慰めるのは私の役目……お父様、には、はぁっ、私しか、いなかったし…………あっ、ああっ…………」


 私はパンティを脱ぎ捨てていた。

 肉壺は、お母様と同じく洪水だ。ろくに愛撫を与えられなかったそこと同様、私も愛撫を加えることなく、一気に貫く。

「私も……入ったわ……今脱いだばかりなのに……」


 私は、お母様になりきっていた。

 お母様の脚と脚の間から、激しい水音が立ち出すと、私も自ら性器をピストンする。まづるがお母様に開脚させて、きよらにその性器を披露すると、私は白い巻き寿司から飛び出た顔に跨った。


「ふぐっ!」

「お舐めなさい」

「んんっ」

「きよら。お舐めなさい。早くなさい!」


 てろっ…………


 怯えた舌が、私の腹に電流を送る。ろくな口舌を生まないそれでも、性具に使う分には過不級ない。
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