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淫徳のスゝメ
第4章 私が天涯孤独になったこと
「貴女達が女性であろうと男性であろうと、ぁっぅんん……はぁっ、これは……いけないことなの……。姫猫…………お父様の所為なのね!っ、ぁぁっ……結婚前の娘が、好きでもない人間と…………こんなっ、可哀想にぃぃ…………あああっっ」
「奥さん、結婚が姫猫をどんな目に遭わせるものか、貴女は真面目に考えたことがあるのかな。結婚前だなんて、いくら親子でも失言だ。姫猫にそんな悲劇は似合わない。もとより貴女だって、仏野聖司のものであると思い込んでいるだけで、貴女は貴女のものでしかない。もちろん、あの男も同様にね。指輪や誓約書にどんな力があるというの。あれは法律と同じ、人間が人間を傲慢にも桎梏したがる時に行使する、或いは、同じ思想の者同士が団結意識や虚栄心を強めるための茶番に過ぎない。そう、貴女達のように他人の善悪に翻弄される人間は、いつだって他勢力や無属性を哀れんだり、排除したり、愚弄したりする。貴女は仏野まりあになって、何を得たの。一時の祝福、僅かな名声、今や壊れた家族ごっこに…………それとも姫猫にも、母親と同じ不幸を味わわせたいの。結婚のために純潔をとっておくなんて、投身行為も良いところだわ。彼女は自然に与えられた快楽の感性にのみ従順なんだ、美も富も、快楽も、彼女は欲しいだけ手に入れる。姫猫は貴女のことも好きだよ。現にさっき、貴女が犯されるのを見てイッたでしょう。社会は早い者勝ち。正直に生きた貴女なら分かるはず。自縛の挙げ句、今、ダルマになった愛娘に舐められながら、泣いて私達の玩具にしかなっていない貴女なら…………」
私はきよらに舌の動きを指南した。指南しながら、蓮美先生の指が拓いた大きなアヌスをペンで乱暴に撹拌して、背骨に沿って歯を立てる。まづるも、お母様の肉叢の節々に赤い患部をつくっていた。
ピシューーーッッッ…………
ミルクに浸した肉の音が続いていた結合部から、飛沫が上がった。
苦悶したきよらの顔面が、お母様の二度目の欲望の潮汐波に沈む。