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淫徳のスゝメ
第1章 私が淫蕩に耽るまでのこと
「気の弱いまりあも、貴女についてはお父様を叱ったそうよ。青痣までつくって。良かったじゃない、痛いのが好きな貴女が殴られて。どうだった?そう言ってからかってやると、濡れてしまった、と、まりあは私に謝った」
「あっ…………ああっ……あん……」
「仏野聖司につけられた痣を、私は私の責め苦でまりあに上塗りした。あの子は更に興奮したわ。そう、まりあだって性欲に生きる人間だったの。神なんて偶像。パートナーという結束も、官能の前では無に等しい。姫猫なら分かるでしょう?表層ばかりの結束は綻んでしまうけれど、内側から広がる官能は、絶対的な結束に繋がることを」
蓮美先生の唇が、私の嬌音を塞いだ。
私達は長い長いキスをした。
蓮美先生の唇は、私の唇を啄ばんで、くすぐって、その舌先は、複雑なキャンディでも賞翫しているごとくの動きで、私の口内を犯していった。
「んっ……ぁん、ふ……」
とろ、じゅるっ…………ぢゅるぢゅる……ずずっ…………