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淫徳のスゝメ
第1章 私が淫蕩に耽るまでのこと
蓮美先生の唾液は私の総身を駆け巡り、間断ない愛液に変わっていった。
銀白色の頂で、私は蓮美先生の唇にかぶりつき、唾液を啜って、恍惚に浮いて彼女を呼んだ。
私の恐怖の洞窟が、蓮美先生の指をのみ込んだ。痛くなかった。二本、三本と、蓮美先生は私を貫く指を増やした。痛みはなかった。
めくるめく快楽が私をさらって、下半身を灼いてゆく。
そう、私の腹は、さしずめヘドロになっていた。感覚も麻痺していたはずなのに、蓮美先生の指だけは感じて、唇にだけは呼応して、体温だけは渇望していた。
「すごいわ……姫猫、どろどろで、…………ふふ、こんなに締めつけては指が千切れるじゃない……可愛い子……──良いの?そう、……ここは?ここ、どんな風に感じる?姫猫の性器、可愛いわ。まるでいたずらなイソギンチャクね……」…………
蓮美先生は私のすみずみまで撫で回し、すみずみまでキスをした。赤い艶が私の顫える肉叢を撫でて、時折、蓮美先生のまことの講義が私の素肌を濡らしていった。細く神さびた指先が、私を髄から蹂躙した。母に見せていたような横暴が、そこにはなかった。
私の秘境は長い眠りから覚めて、最後には蓮美先生の手首までを咥え込んでいた。